最新の信号灯器の動向


「日本信号製灯器 薄型灯器」  日本信号灯器の歴史
LED専用薄型灯器
薄型300Φ筐体 現用モデル  ●前モデル  一体型灯器
低コスト250Φ灯器 現用モデル  試作モデル
昨年末からLED矢印も素子数が66素子から48素子へ減らされています。
・2009/7月より新LEDタイプが登場しました。
青色LED素子数が従来の9周192素子から6周92素子へ、素子数が約半分に減っています。
また黄色・赤色も個別にLED素子の数を減らしています。そのため光度が少なくなるのを補うために、各LED素子ごとに小部屋を作って反射させる構造になっているようです。またレンズ部も昔のプロジェクターに似たものに変更になっています。
・日本信号製の薄型灯器も他社と同様に警察庁仕様の警交仕規と東京仕様と呼ばれる警管仕規と二種類があります。
・両者の違いは灯器の幅で、警交仕規は1250mm、警管仕視は1190mmとなっています。また灯器の高さのほうは統一されておらず、メーカによって若干数センチ程度の違いはあるようです。
どちらも基本パーツを共通にしていることから、灯器の幅は耳とよばれる金具で調整されています。(左:警管仕視、右:警交仕規)
・都道府県により採用されている庇の長さが異なります。左は短いタイプ、右は標準タイプです。
・取付方法は従来アームとイワブチ製の一本アームがあります。東京では一本アームでの設置が標準となっていますが、他府県では従来アームでの設置が多いようです。
・薄型筐体の矢印灯器には電源の取出口が標準となっていましたが、灯器の内通でケーブルを接続したときに不必要となっていました。そのため最近では電源の取出口が無いタイプも出てきました。
・短いタイプの庇は切り口が角型時代の300Φ用の庇と似ており懐かしさを感じます
・灯器下部の矢印灯器設置用の穴は、最初から開いていてゴムパッキンがしてあるメーカもありますが、日本信号製はコスト削減のためか、切取り型が付いていて設置時にくり抜くタイプとなっています。
・前面見ると一体型灯器と同様に蝶番の部分が円を描くようなデザインになってあり、デザインの継承が行われています。
・薄型灯器が出た当初は、一本アームは逆L字型のタイプが主流でしたが、現在は直線型の一本アームが主流になっており、全国的にも同じタイプが広まりつつあります。

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