最新の信号灯器の動向


小糸工業製灯器
●一体型灯器   最新薄型灯器

〜素子タイプ〜

 小糸製の従来型筐体の灯器は、現在でも道府県でLED式にも使用されるケースが多くなっています。
他メーカはLEDの薄型灯器へ製造をシフトする中、現在も小糸製は従来型灯器が製造の主流となっているようです。

現在LEDの形式は、「DK2」と「DK5」呼ばれる2種類のタイプがあります。

右上画像が現在のDK2、右中がDK4と呼ばれるタイプです。現在の「DK5」は以前の「DK2(右下)」でしたが、「DK2」が新たなLED素子と配列でモデルチェンジしたため、以前のタイプは「DK5」と改められ、徳島等の一部の県で設置されるのみとなっています。

DK2とDK5を画像で比較するとLED素子が以前よりも大きくなり、素子の数も減っていることが確認できます。

〜集約タイプ〜
レンズユニット式(集約)はLED素子式よりもLEDの数が少なく消費電力も優れていると、当初は採用されている都道府県警も多かったですが、消灯時に白くなるため見にくいなどの意見から敬遠され、一時期はレンズユニット(集約)で設置されていた府県も素子タイプでの設置へ移行しています。
そのため、現在は全国的にも制限灯器など特殊なケースを除きレンズユニット式(集約)は、設置されなくなりました。
また矢印灯器の素子も、LEDが2列と3列の物があり、一部の県を除き、2列物(写真下の右)が主流となっています。

矢印の素子もLEDが2列と3列の物があり主流は2列の物(写真下の右)となっています
一体型と分離型の区別は信号灯器側面にねじ止めがあるかどうかで確認できます。

写真の左が一体型、右が分離型、ネジ止めがあります。

歩行者用灯器

小糸製の歩行者灯器の庇は西日対策用があり、現在も採用しているのは愛知県・奈良県・広島県となっています。

写真の左側がノーマル庇で、右側が西日用庇となっています。
庇とは別にレンズもノーマルタイプと西日タイプがあります。



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