町で見かける変わった信号機

車・路面電車兼用信号機
 
 車両用の矢印と路面電車の矢印が交わらないようにうまく組み合わせて制御されています。ちなみに左上の画像は矢印を2枚の画像を合成しています。
 
 以前設置されたものは250Φレンズでしたが最近設置のものはすべて300Φを使用しています。また矢印の向きによって車と同様に左は青灯の下に右は赤灯の下にそれぞれ統一されています。
 通常の三灯式灯器の二段にした場合の設置方法と異なり、アームに直付けしたぶら下げ方式になっています。
背面のメーカプレートも一つしか無いため、メーカで四灯式を製造しているようです。

3段設置 
 路面電車用の黄色矢印灯器を設けるために、三段設置になっています。
このような設置は、路面電車が全盛の昭和30〜40年代は、よく見かけることが出来ました。
昔の設置のものは矢印を含めて250ファイのため矢印が見づらくなっています。

路面電車専用信号機
車両用信号灯器を用いた路面電車用信号機
 
 信号電材OEM筐体を利用した路面電車用信号機で左右の信号機がそれぞれのプラットホーム番線からの出発信号となっています。
 
 こちらは路面電車のポイント用信号機です。この信号機が一定の周期で左や右・直などの表示が切り替わり、その表示に合わせて路面電車がポイントの手前で停車するとポイントが固定され、灯器の表示が消灯します。信号灯器は信号電材OEM筐体や京三一体型と角型のものなど色々なタイプが設置されています。
またこのポイント信号機と交差点の路面電車の信号機が連動していないため、運転手はこのポイント信号機と通常の交差点の路面電車用の信号機の2種類を確認して運転をしていました。
 
 右上の信号灯器は駅ホームへの入線信号機です。一番上には一灯灯器で「上」と表示がありますが、これはホームに直列に2台の路面電車が停車できるために、ホームの奥か手前かの区別をするために表示が出ます。
路面電車専用信号
(京三製作所製)

この信号灯器は、路面電車の交互通行のために設置されています。

路面電車の交互通行用に車両用LED信号灯器が使用されているは珍しく、この信号機に連動してポイントも切替わります。


この信号灯器は、路面電車用(黄色矢印信号)を設けるために、四灯式信号灯器になっています。


通常の歩行者用信号灯器を用いた信号機も設置されていました。