町で見かける変わった信号機

多灯式交通信号機


信号電材製 薄型灯器

特注のLED矢印を搭載したものが設置されていました。

こういった特殊矢印は、東京駅の矢印や別の箇所でもUターン用の矢印が設置されており、全国的にも珍しいのではないでしょうか。

特殊な矢印は角型灯器時代は他メーカで見かけましたが、現在は電材製以外の他メーカでは見たことがありません。


背面は以前の4灯式の設置方法と同じ2灯式を2基繋げて設置していました。

電材製の4灯式の一体型灯器は製造しておらず、2灯式を2基つなげたものが標準かもしれないです。
5灯式だと3+2灯式か気になるところです。




信号電材製 薄型灯器

こちらも3灯式灯器の下に4灯式灯器をぶら下げています。
接続器具は小糸製とは異なり、矢印灯器を横から固定しているのではなく、灯器の上部で固定しています。


なんと背面を見ると4灯器ではなく2灯式を2基繋げて設置されていることが確認できます。
しかしプレートは1つで型式は「A4L」となっておりメーカ出荷時から4灯式となっているようです。




小糸製 薄型灯器

東京都では、通常は方路数だけに必ず矢印灯器が設置されるため、ここでは4方向用に4灯式矢印灯器が設置されています。
余談ですが、神奈川県では5差路で4方向に矢印が必要でも、3方向しか矢印灯器が設置されず、例えば国道16号の橋本5差路のように、左と左斜め上の方向に道があっても、どちらも左という考えで、左矢印灯器しか設置されていません。県警の独自の考えがあるようです。




3灯式灯器から4灯式灯器を独自の器具でぶら下げて設置されています。
4灯式灯器にはプレートが1つで型式が「A34LT」となっていることから、メーカ出荷時に4灯式で出荷されています。



京三製 薄型灯器

薄型3灯式灯器に1灯式の矢印灯器を増設して設置されています。


東京でよく設置されている一本アームですが、よく見ると電源口が3箇所、器具取付口が設置部も含めて5箇所開いています。
灯器が連結されているにも関わらず電源ケーブルが2本別々に配線されています。




日本信号製 薄型灯器

薄型3灯式灯器に1灯式の矢印灯器を増設して設置されています。


背面を見ると電源口が1箇所しかないため、、メーカ出荷時に4灯式で出荷されています。




信号電材製 通常灯器

3灯式灯器の下に4灯式灯器をぶら下げています。
よく見ると上下の灯器を横からぶら下げているのではなく、灯器下部と4灯式灯器を器具で固定しています。


電材製に限らず、通常のアルミ灯器は4灯式灯器にすることが出来ないので、1灯式灯器を横に連結して設置する方法となります。
しかし電材製の1灯式灯器は、3灯式灯器と明らかにデザインが異なるため、並べて設置すると違和感があります。




4灯式灯器 京三製作所製

平成13年製で現在はLED化により撤去されました。
筐体はセパレートタイプで、レンズはスフェリカルを使用しています。


背面はプレートが一つしかなく出荷時に4灯式として製造されたと考えられます。



5灯式灯器 京三製作所製

4灯式までは所々で見かけることが出来ますが、5灯式というのは大変珍しいのでは・・・


背面を見ると補強のためにの取付け器具が真中にあります。

これは神奈川県で採用されている背面接続と同等になっています。

型番は「1M35」となっており、これも出荷時に完成品として出荷されているようです。

4灯式灯器 小糸工業製