信号機の豆知識

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Q2.信号灯器の中はどうなっていますか?
A2.中はこうなっています。


 
 現在も一部の県で設置されている集約形LED車両用灯器の小糸製を分解してみます。
 
 集約LED灯器は小糸のレンズユニットタイプと京三のプロジェクタータイプがあります。
 
 小糸の特徴はレンズが網目状になっています。

 
 一番外側の網目状のカバーを外すとその下に目の細かいレンズがあります。レンズを2枚組み合わせた構造となっているようです。
 
 一方レンズ蓋を開けるとランプ式と同じように反射板があります。
素子式の場合は平らになっていますが、集約型の場合は少ないLEDを反射させるためにこのような構造となっています。
 
 反射鏡の内側を見るとLEDの基板とAC100Vを変換する電源回路のトランスが見えます。
この画像を見るとあまりにもシンプルで驚いてしまいます。

 
 LED基板部を拡大すると18個のLEDが確認できます。
通常の素子式が200個前後のLEDで点灯させているのに対し、集約式は10分の1以下のLEDで点灯されていることが確認できます。
省エネという意味ではこちらのほうが優れています。
しかしこれだけ少ないLEDである程度の明るさが出るというのはすごいです。

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